クリタマバチの被害、防除と対策、栗の害虫､、生態と様子

クリタマバチ

果樹の病害虫へ

クリタマバチは､栗の主要な害虫です。

　被害部はこのようにコブになります。幼虫の寄生を受けた芽は、萌芽するとこのようなコブになります。被害を受けた芽は、伸びず花芽をつけません。ですから大発生すると、栗が実りません。
　現在の栽培種は、ほとんどクリタマバチに抵抗を持っている品種です。それでも、手を抜くと、大発生することもあります。　

　これも被害にあった芽です。すでに、コブの中にいた幼虫が羽化して、成虫になり飛んでいったあとのようです。

中にクリタマバチの卵や幼虫が入っている。防除薬剤は、アディオン乳剤、アグロスリン水和剤、マブリック水和剤２０、スミチオン水和剤４０など。我が家では、主にパーマチオン水和剤とマブリック水和剤を使用している。

クリの芽は４月になると展葉しはじめるが、この時期にこの虫の寄生を受けている芽は伸長せずに、虫コブをつくる。成虫が羽化し虫コブに穴を開け脱出する最盛期は平年で７月上旬である。