カメムシ類

果樹の病害虫へ カメムシは、年々桃の主要な病害虫になってきています。 その他、ナシ、りんご、柿などにも発生します。 主に、チャバネアオカメムシ・クサギカメムシなどが主要な害虫です。 他にもツノアオカメムシ、アオクサカメムシなどがいます。

カメムシの被害です。カメムシの被害は大きいです。幼果の時から、被害があります。カメムシが桃の実の汁を吸うのですね。カメムシは、梨や桃が果樹の中では、とくに好きみたいです。 　りんごに被害がなくとも、梨・桃は被害があります。大発生すると、梨や桃の品種によっては、７割ぐらい被害にあったりします。非常に防除が難しいので、農家にとっては困りものです。 　カメムシは、近くにスギなどの針葉樹が多いと、飛来してくることが多くなります。農薬散布しても、また周辺の山間部から飛来してくるので、防除が、とても困難なのです。 　桃の幼果に、もう被害が出ています。こういう被害果は、摘果することになります。山間地なので、カメムシが多く困っています。 　同じく、幼果のカメムシの被害、おそらくチャバネアオカメムシによる被害でしょう。カメムシ対策に今のところ、本当に有効な手段はありません。農薬で、一時的に効果のあるものとしては、まずスミチオン水和剤、そしてパーマチオン水和剤などがあります。 　残効性の高いものとして、桃に登録のあるものは、他に、マブリック水和剤、テルスター水和剤、アーデント水和剤、アクタラ顆粒水溶剤アディオン水和剤・乳剤、などがあります。 　ネオニコチノイド系の農薬が効果的らしく、アドマイヤー水和剤・フロアブルなどは、特に効果的であると聞きます。他に、アルバリン／スタークル顆粒水溶剤、ダントツ水和剤など。 　チャバネアオカメムシの成虫です。 　こちらは、クサギカメムシの成虫です。 ある程度大きくなってきている桃の被害の写真。幼果の頃被害に遭い、収穫前にも被害があります。仕上げ摘果の後被害に遭うと困ります。

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