斑点落葉病

果樹の病害虫へ 斑点落葉病は、りんごに発生します。りんごの主要病害です。

斑点落葉病です。これはまだ病斑が小さいです。 　りんごの主要病害です。病気に強い品種と弱い品種があります。 　王林・スターキング・印度などは、とてもこの病気に弱いです。　また、ふじも弱いです。 　通常防除をしていても、高温多湿で雨が多いと大発生することもあります。 　大きな被害があると、葉が落葉して、肥大不良・着色不良・食味低下につながりあなどれない病気です。

ちょっと病斑部の大きくなったものです。 　ひどいものは、葉がほとんど茶色になってしまいます。　主力品種のふじがこの病気に弱いので、困ります。

王林に発生した、斑点落葉病です。被害が大きくなりました。

斑点落葉病の最初の重点防除時期は、落花から落３０日までです。この頃雨が多かったりして、ちゃんと防除できないと、その後発生が多くなります。 その次が、雨の多い梅雨時期になります。そして最後が、秋雨の頃になります。

果実にできた病斑です。これは王林です。 　果実にも伝染します。 　黒く、そのまわりが赤っぽいのがそうです。 果点が赤くなるのが果実病斑の特徴です。薬剤の散布量が少ないと多く発生します。

中央の斑点が、果実にできた斑点落葉病の病斑です。 　万能薬として、オーソサイド水和剤、ベルクート水和剤、他にベフラン液剤２５、ジマンダイセン水和剤、ダイバワー水和剤、アントラコール顆粒水和剤、デランフロアブル、ストライド顆粒水和剤、スコア顆粒水和剤などなど。特効薬として、ポリオキシンＡＬ剤、ロブラール水和剤 　他に、最新の薬剤としてストロビードライフロアブル、フリントフロアブル、ナリアWDGなどがあります。どれも同一系統薬剤なので、年に２度の使用が良いです。 　他にも、オキシラン水和剤、キノンドーフロアブル、ドキリンフロアブル、ＩＣボルドーなどがあります。対象薬剤は多いですが、薬剤により使用前期限が違いますので、それぞれ時期による対象薬剤は異なります。

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